液体の粉末化から最適な容器のご提案まで行う、日硝実業の粉体プロジェクト

日硝実業株式会社|NISSHO JITSUGYO CO,.LTD.

     

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液体の粉末化から
最適な容器のご提案まで行う、
日硝実業の粉体プロジェクト

西日本営業部 部長

大塚 誠司

マーケティング部

立谷 麻子

かんたん調理で「時短」ニーズにこたえる粉末調味料。軽量でコンパクトなことから環境対策面でも注目が集まっています。このトレンドを受け、日硝実業は粉体商品の開発に挑むお客様の「作りたい」をカタチにする、粉体プロジェクトに全力投球。取り組みの事例を担当者インタビュー形式でご紹介します。

お客様のご要望に合わせて粉体加工、
充填までを手がけます

これまでにどのような商品を手がけてこられましたか?

大塚:
粉体にできる商品は、醤油、出汁、ふりかけなどかなり多岐にわたります。もとから粉体の塩や香辛料とあわせて、この粉体プロジェクト以前からいくつかの実績はありました。
立谷:
たとえば、この塩の商品もそのひとつです。当社で瓶をご用意し、お客様が支給してくださった中身を西宮北製造課で充填しました。ちなみにこの瓶は当社のオリジナル瓶です。

大塚:
中身だけご支給いただければ、容器、キャップ、ラベル、充填まで、製品化したうえでお客様に納品できることが当社の強みです。

粉体化の工程から手がけることはありますか。

大塚:
ご要望に応じてご提案可能です。各種粉体加工メーカーとのネットワークがありますので、お客様のご要望とご条件、中身や商品の内容に合わせてご提案します。

粉末の特性に合わせた容器選びならお任せください

どのような食品でも粉体にできますか。

大塚:
粉体にするためには、まず水分を抜いて固体にする必要があります。一概には言えないのですが、凍らないものは粉体化が難しいとお考え下さい。たとえば、はちみつは凍らないので粉末にするのは難しいようです。また、粉体にする際に食品添加物を加えてもよいかお伺いすることがあります。無添加で商品化できればベストなのですが、おいしく、使いやすい商品にするためには食品添加物が必要になることがあります。お客様とご相談しながら配合を決めていきます。

粉体の食品に合う容器とは、どのような容器でしょうか。

大塚:
出来上がった粉体の中身だけでなく、最適な容器をご提案することが当社の強みであり、お客様が当社にご相談されるメリットのひとつだと思います。現在、当社にある粉体向けのオリジナル容器がこちらになります。

立谷:
一味や七味など、卓上用の小さな調味料用ですね。粉体商品は湿気に弱い場合が多いです。その条件から容器のスペックを決めていきます。そしてその条件を加味したうえで、どういうデザインにするかを検討していきます。

醤油などの調味料用とは異なる、粉体に向いた容器とはどのようなものですか。

立谷:
そうですね。まずは中身を湿気からしっかりと守る保存性。ふりかけるという、粉体ならではの動作がしやすいこと。香辛料などの刺激物が多いので、使用量の目安や、使い切るまでの期間、というところが容器を決めるファクターになると思います。なので、小さく、細長い容器が一般的ですね。また、見え方についてもとても重要だと考えています。スパイスなどは嗜好品に近いとも考えられますので、シズル感があるパッケージデザインが求められます。スーパーで売るのか、道の駅なのか、飲食店の物販なのか、インターネットなのか。そういった販路によっては、お客様がガラス瓶入りの商品をお考えでも、パウチ包装を合わせてご提案することがあります。小さいサイズの商品こそ、見た目が重要だと考えています。
大塚:
容器の外観だけでなく、中栓の穴の形状が大切な場合もあります。普段から馴染みのある七味や一味のキャップひとつとっても、同じように見えて穴の数や大きさが容器メーカーによって全然違います。豆知識のような話になりますが、こうした細かな作り手のこだわりも知ったうえで、コレだ! と思う最適な容器を見つけることが、面白いところだと思います。
立谷:
使い方が似ている商品が多いのも事実ですから、瓶の上にキャップがあり、その中に中栓というのがあり、その中栓を内容物に合わせるというケースが多いですね。粉体という商品の分野に特化して提案をしていますので、市場の声をもとに、チャンスがあれば新しい容器の開発を進めていきたいと考えています。既存のキャップと中栓を活かして、新しい形状のガラス瓶を作ろうとか、逆にこの瓶に合わせる新機能キャップを作ろうとか。そういった発想の仕方でニッチを狙えれば、お客様のお役に立てると思っています。

粉体商品へのお客様の新たなチャレンジを支えます

今後、手がけていきたい商品などはありますか。

大塚:
お客様に喜んでいただくことが大前提だと考えています。つまり、ロットの大小に関わらず、当社のノウハウでお客様の課題を解決できれば幸いです。
立谷:
これから新しい商品を作ってみたいけれど製造拠点や工場がない。あるいは、今までやったことがないけど、新しい事業を始めてみたい。そんなお客様のお声に、商品作りからお手伝いするのが当社のスタンスです。この粉体プロジェクトにおける、もともと液体だった食品を粉体として販売したいといった、まさにそういう新しいチャレンジをされる方のお手伝いをしたいと考えています。

粉体商品を作りたいと考えているお客様へ向けて、メッセージをお願いします。

大塚:
お客様と一緒に、エンドユーザーの方々が喜ぶ商品を作りたいと考えていますので、ぜひそのお手伝いをさせてください。最近では、健康食品の粉体商品にも実績があります。お気軽に、幅広くご相談いただければと思います。
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