まずはじめに・包装の基本的役割

包装にはつぎの3つの役割があるといわれています。
どれが欠けても包装として成り立ちません。

内容物の保護

包装容器の最も基本的な役割は、中味をしっかりと保護することです。
生産工場で中味が充填されてから、家庭で消費されるまで中味の変質を防ぎ、おいしさを保つことが求められます。
流通過程での様々な圧力や衝撃、環境変化から内容物を保護できる包装材料を選ぶことが必要です。

取り扱いの利便性

近年は、消費者が商品を選ぶ際に、使用時の使いやすさに気を遣うことが多くなっているようです。
これには、容器のサイズや形状、キャップの使いやすさなどを考えて包装材料を選択する必要があります。
また、充填加工やラベル添付などの生産時の作業効率も包装材料を選ぶ際の重要なポイントです。

情報提供と販売促進

包装は中味を守る容器としての面のほか、消費者が商品を選ぶための情報を伝えるメディアとしての機能も持っています。
売店で消費者にアピールできるデザイン性が必要です。
また、内容物の特徴を伝える説明や、法律などで規定されている表示を記載するラベル面積が確保できるかも重要な要素です。

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